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お気にめすまま

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兄夫婦がたくさんのお花を持ってやって来た。

定休日だった今日、近くの山に行って取ってきてくれたそうで、本当にありがたい。

皆でコーヒーなどを飲みながら、暫し歓談。

それにしても兄の声は大きい。
大きいし良くしゃべる。
よく笑う。

年を追う毎に、益々声に磨きがかかってきたような気がする。
そして今日は、一段と喉の調子が良さそうだ。

話を聞いている内に、頭がジーンとして、やがてボーッとしてきた。

そんな時、兄が席を外した。

えっ、何、この静けさは。
虫の足音さえ聞こえそうなほどだ。
近年、これ程の静寂を感じた事はない。
今まであまりに騒々しかった反動か。

やがて兄が戻ってきた。
そして再び、ジーンとしてボーッとした。
# by iwasomami | 2008-03-17 19:46 | Family

あてにならない

生菓子を頂いた。

早くもそれを口にした義母が、

「せっかく頂いたけど、あれ悪くなっているかも知れないよ。味が変だったもの。」

「えっ、だって頂いたばかりでしょう?」

「そうなんだけど。念のため日付を見たら期限が切れてたのよ。」

「変ね、あの方がそんな期限切れのお菓子を持ってくるなんて。」

自慢じゃないが、これまで少々期限が切れていようが、腹痛など起こした事はない。
昔、牛乳が悪くなっているのを知らずに、一気に飲んでしまったことがあるが、喉を過ぎる間際に、
「これは牛乳じゃない、牛乳だけど牛乳じゃない!」
と脳が危険信号を送った。
しかしそれより早く、喉は順調に自分の任務を果たし、一気に飲み込んでしまった。

残った元牛乳を調べたところ、どろどろの、まさにヨーグルト状態。

とんでもない物を飲んでしまった。
これ程の物を食してしまったからには、さすがの私も腹痛嘔吐は免れまいと覚悟した。

にもかかわらず、何もおきなかった。

そんな私であるが、そこまで言われると心配になり箱を見てみる。

ホントだ!4日前に期限が切れてる。

でも、試食してみるか。
そう言いながら1つ口にする。

ん~ん、マズイかもしれない。止めた方が良いかな。

迷っているところに、従業員さん。

「製造年月日ですよ、これ。」

「そう、製造年月日が過ぎてるのよ。えっ、製造?」

中身を見てみると、1つ1つに賞味期間が書いてあり、期限はズット先だった。

紛らわしい。
昔は日にちと言えば賞味期限に決まっていたのに。

ともかく、一安心とばかりにもう一つ口にする。


あら、美味しいんじゃない?

ひょんな事から、他人の意見に左右されやすい性格を発見。
# by iwasomami | 2008-03-15 23:47 | 食べ物

疑心暗鬼

「コレステロールを下げる」という油を買った。

この「下げる」と言い切るところがすごいと思う。
そう滅多な事でこれ程強く言い切れるものじゃない。


効能書きをよく読んでみると、どうやら、総コレステロールと、悪玉コレステロールを退治してくれるらしい。
しかも、その箇所には、丁寧に赤線まで引いてある。
よほどの自信があるのだろう。

これからは、適量さえ守れば、あんなのや、こんなのや、普段から自重していた食べ物が、何でも食べられるんだ。

打ち震える喜びを胸に、さらに読み進む。
すると、そこにやや気になる文章が。

「コレステロールが高めの方にお勧めです」と書いてある。
「高め」というのは「高い」とは違う・・・よね?

明らかに「高すぎる」私には適さないのだろうか。

「め」と「い」。
この僅か一文字に翻弄され、喜びも中ぐらいに半減してしまった。

そんな私を慰めるかのように、キャップのところに小さなお知らせが貼ってあった。

応募券を5枚送ると、全国味わいの宿に50組100名様ご招待!

「えっそうなの?すごいじゃない。」
もう当たった気になっている。

「ところで暮れに応募したペアの旅の結果って、いつ発表になるんだっけ?」

「2月。」

「連絡は無かったの?」

「無かった。」

「ダメだったの?」

「そうみたい。」

「じゃあ、滑り止めの高級牛肉は?」

「それも。」

「・・・・・。」

そうよね、我が家はクジ運が悪いものね。

でも多分、5個買って応募すると思う。
# by iwasomami | 2008-03-14 23:56 | 食べ物

開き直り

同じ過ちは繰り返すまいと、誰しもが思っている筈。

勿論私もそう思い、何事にも気を抜かず、決して人に後ろ指さされることのないよう、生きて行きたいものだと思っている。

ああそれなのに、今日もやってしまった。

子供の頃から、幾度となく繰り返してきたこの過ち。

そのお陰で、何度他人に笑われてきたことか。

もう少し、カップを傾けるのを待っていれば、あるいは、ほんのちょっとだけ、下唇を前に差し出していれば、こんな事にはならなかったはず。

気づいた時には既に遅し。

口中に入る筈だった液体は、無惨にも唇に触れただけで、そのほとんどは、アゴを濡らし、服の胸元を伝い、スカート又は床へと落ちてゆく。

それがホットミルクだったときには、唇からアゴにかけて、牛乳の膜がだらしなくぶら下がり、あたふたと慌てふためく姿に、百年の恋も一瞬にして冷めてしまうに違いない。

それもコレも、カップと唇との目測を誤ってしまうから。
そして生来のせっかちとおっちょこちょい。
それらが三位一体となり、この悲劇がおきる。

そこまで判っていながら、何故か同じ事を繰り返してしまう。
そして今後もこの不祥事は繰り返されるような気がする。

言い訳を許して頂けるのなら、叔母にも同じ過ちを犯す人がいる。

ここは一つ、遺伝ということで決着をつけたいと思うがいかがだろう。
# by iwasomami | 2008-03-13 00:11 | 食べ物

慣れ

「さっぱりしすぎています。」
「もう少し、あちこちに飾り付けをした方が良いんじゃないですか?」

昔からそう言われてきた。

出来れば何にもない部屋が好きな私にとって、ある意味過酷なご意見だと思う。

しかし、お客様のお気に召すまま、滅私の精神で飾り付けをしてきた。
やってみると、コレが結構楽しい。

最近では、ちょっと行き過ぎではないか、と思うほど飾り付けている。

ところが、またしても、
「飾りすぎず、あっさりした・・・」
との評価をいただいた。

これ以上私に何をせよと仰せなのだろうか。

ある日。
ふと思い立ち、フロント及びロビーの模様替えをした。

といっても、そんな大げさなものではなく、備品を2~3移動しただけであるが、自分ではとても気に入っている。

ついでに、長い間に少しずつ増えてきてしまったカウンターの上のパンフ等も、全部取り払った。

仕上がりは?
そこに立っているのが恥ずかしくなるぐらいさっぱりした。

カウンター以外はいろいろ物が多いので、そこぐらいは私の好みに合わせても良いだろう。

日に何度かフロントから、カウンターを眺めてみる。

良いねえ、気持ちが良い位スッキリしたわ。
     ・
     ・
     ・
でも、何だか、寒々しいと思わない?
スッキリしすぎたかしら?
ねえ、何か置こうか?

そんな私の問いかけに、

「絶対ダメ。」

ときっぱり否定された。

娘から。
# by iwasomami | 2008-03-11 21:17 | 旅館の話