2008年 03月 17日
兄夫婦がたくさんのお花を持ってやって来た。
定休日だった今日、近くの山に行って取ってきてくれたそうで、本当にありがたい。 皆でコーヒーなどを飲みながら、暫し歓談。 それにしても兄の声は大きい。 大きいし良くしゃべる。 よく笑う。 年を追う毎に、益々声に磨きがかかってきたような気がする。 そして今日は、一段と喉の調子が良さそうだ。 話を聞いている内に、頭がジーンとして、やがてボーッとしてきた。 そんな時、兄が席を外した。 えっ、何、この静けさは。 虫の足音さえ聞こえそうなほどだ。 近年、これ程の静寂を感じた事はない。 今まであまりに騒々しかった反動か。 やがて兄が戻ってきた。 そして再び、ジーンとしてボーッとした。 #
by iwasomami
| 2008-03-17 19:46
| Family
2008年 03月 15日
生菓子を頂いた。
早くもそれを口にした義母が、 「せっかく頂いたけど、あれ悪くなっているかも知れないよ。味が変だったもの。」 「えっ、だって頂いたばかりでしょう?」 「そうなんだけど。念のため日付を見たら期限が切れてたのよ。」 「変ね、あの方がそんな期限切れのお菓子を持ってくるなんて。」 自慢じゃないが、これまで少々期限が切れていようが、腹痛など起こした事はない。 昔、牛乳が悪くなっているのを知らずに、一気に飲んでしまったことがあるが、喉を過ぎる間際に、 「これは牛乳じゃない、牛乳だけど牛乳じゃない!」 と脳が危険信号を送った。 しかしそれより早く、喉は順調に自分の任務を果たし、一気に飲み込んでしまった。 残った元牛乳を調べたところ、どろどろの、まさにヨーグルト状態。 とんでもない物を飲んでしまった。 これ程の物を食してしまったからには、さすがの私も腹痛嘔吐は免れまいと覚悟した。 にもかかわらず、何もおきなかった。 そんな私であるが、そこまで言われると心配になり箱を見てみる。 ホントだ!4日前に期限が切れてる。 でも、試食してみるか。 そう言いながら1つ口にする。 ん~ん、マズイかもしれない。止めた方が良いかな。 迷っているところに、従業員さん。 「製造年月日ですよ、これ。」 「そう、製造年月日が過ぎてるのよ。えっ、製造?」 中身を見てみると、1つ1つに賞味期間が書いてあり、期限はズット先だった。 紛らわしい。 昔は日にちと言えば賞味期限に決まっていたのに。 ともかく、一安心とばかりにもう一つ口にする。 あら、美味しいんじゃない? ひょんな事から、他人の意見に左右されやすい性格を発見。 #
by iwasomami
| 2008-03-15 23:47
| 食べ物
2008年 03月 14日
「コレステロールを下げる」という油を買った。
この「下げる」と言い切るところがすごいと思う。 そう滅多な事でこれ程強く言い切れるものじゃない。 効能書きをよく読んでみると、どうやら、総コレステロールと、悪玉コレステロールを退治してくれるらしい。 しかも、その箇所には、丁寧に赤線まで引いてある。 よほどの自信があるのだろう。 これからは、適量さえ守れば、あんなのや、こんなのや、普段から自重していた食べ物が、何でも食べられるんだ。 打ち震える喜びを胸に、さらに読み進む。 すると、そこにやや気になる文章が。 「コレステロールが高めの方にお勧めです」と書いてある。 「高め」というのは「高い」とは違う・・・よね? 明らかに「高すぎる」私には適さないのだろうか。 「め」と「い」。 この僅か一文字に翻弄され、喜びも中ぐらいに半減してしまった。 そんな私を慰めるかのように、キャップのところに小さなお知らせが貼ってあった。 応募券を5枚送ると、全国味わいの宿に50組100名様ご招待! 「えっそうなの?すごいじゃない。」 もう当たった気になっている。 「ところで暮れに応募したペアの旅の結果って、いつ発表になるんだっけ?」 「2月。」 「連絡は無かったの?」 「無かった。」 「ダメだったの?」 「そうみたい。」 「じゃあ、滑り止めの高級牛肉は?」 「それも。」 「・・・・・。」 そうよね、我が家はクジ運が悪いものね。 でも多分、5個買って応募すると思う。 #
by iwasomami
| 2008-03-14 23:56
| 食べ物
2008年 03月 13日
同じ過ちは繰り返すまいと、誰しもが思っている筈。
勿論私もそう思い、何事にも気を抜かず、決して人に後ろ指さされることのないよう、生きて行きたいものだと思っている。 ああそれなのに、今日もやってしまった。 子供の頃から、幾度となく繰り返してきたこの過ち。 そのお陰で、何度他人に笑われてきたことか。 もう少し、カップを傾けるのを待っていれば、あるいは、ほんのちょっとだけ、下唇を前に差し出していれば、こんな事にはならなかったはず。 気づいた時には既に遅し。 口中に入る筈だった液体は、無惨にも唇に触れただけで、そのほとんどは、アゴを濡らし、服の胸元を伝い、スカート又は床へと落ちてゆく。 それがホットミルクだったときには、唇からアゴにかけて、牛乳の膜がだらしなくぶら下がり、あたふたと慌てふためく姿に、百年の恋も一瞬にして冷めてしまうに違いない。 それもコレも、カップと唇との目測を誤ってしまうから。 そして生来のせっかちとおっちょこちょい。 それらが三位一体となり、この悲劇がおきる。 そこまで判っていながら、何故か同じ事を繰り返してしまう。 そして今後もこの不祥事は繰り返されるような気がする。 言い訳を許して頂けるのなら、叔母にも同じ過ちを犯す人がいる。 ここは一つ、遺伝ということで決着をつけたいと思うがいかがだろう。 #
by iwasomami
| 2008-03-13 00:11
| 食べ物
2008年 03月 11日
「さっぱりしすぎています。」
「もう少し、あちこちに飾り付けをした方が良いんじゃないですか?」 昔からそう言われてきた。 出来れば何にもない部屋が好きな私にとって、ある意味過酷なご意見だと思う。 しかし、お客様のお気に召すまま、滅私の精神で飾り付けをしてきた。 やってみると、コレが結構楽しい。 最近では、ちょっと行き過ぎではないか、と思うほど飾り付けている。 ところが、またしても、 「飾りすぎず、あっさりした・・・」 との評価をいただいた。 これ以上私に何をせよと仰せなのだろうか。 ある日。 ふと思い立ち、フロント及びロビーの模様替えをした。 といっても、そんな大げさなものではなく、備品を2~3移動しただけであるが、自分ではとても気に入っている。 ついでに、長い間に少しずつ増えてきてしまったカウンターの上のパンフ等も、全部取り払った。 仕上がりは? そこに立っているのが恥ずかしくなるぐらいさっぱりした。 カウンター以外はいろいろ物が多いので、そこぐらいは私の好みに合わせても良いだろう。 日に何度かフロントから、カウンターを眺めてみる。 良いねえ、気持ちが良い位スッキリしたわ。 ・ ・ ・ でも、何だか、寒々しいと思わない? スッキリしすぎたかしら? ねえ、何か置こうか? そんな私の問いかけに、 「絶対ダメ。」 ときっぱり否定された。 娘から。 #
by iwasomami
| 2008-03-11 21:17
| 旅館の話
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