2008年 04月 11日
たまにはコマーシャルです
春と言えば、初鰹。
お客様もそれを待っていたかのように、ここのところ刺身は鰹で、というご要望が多い。 鰹はタタキにして、一切れ一切れに切り込みを入れ、その間にニンニクのスライスを挟んで食べる、と言うのが西日本での鰹の食べ方だと聞くが、ここいわきでは、厚めに切った鰹をそのままニンニク醤油で食べる。 飲み込む時、文字通りのどが鳴る。 それというのも、この辺の鰹は生臭さが少なく、食べやすいというのが原因らしい。 昔、鰹の大好きな年輩の女性がいた。 鰹の刺身を食べる時には嬉しさの余り、「うふふ、うふふ」と笑いながら食べていたものだった。 その人が、ある日鰹のアラをたべているところを見てしまった。 頭としっぽと、それをつなぐ骨だけの、まるでマンガのようなアラ。両手で頭としっぽを持ち、醤油もつけず、骨の中落ちのところにかぶりついていた。 そして、「えへへ、うまい。」と笑っていた。 まるで化け猫を彷彿とさせるその姿に、思わずゾーっとした。 そこまではいかなくとも、皮ごと生で食べる人はある。 それほど生臭くないということか。 地元に鰹が大好きな男性がいる。 もともとは高知の出身。 鰹好きが高じて、日本で一番おいしい鰹を求めあちこち食べ歩いた結果、とうとういわきに住み着いてしまった、という。 それを聞いて以来、自信を持ってお勧めしている。 鰹はいわきだと。 新鮮な鰹を食べて、のどを鳴らしてみたい方は、是非当館「岩惣」においで下さい。 残念ながら、骨は削除してありますが。
by iwasomami
| 2008-04-11 00:33
| 食べ物
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