2007年 01月 11日
明かりが欲しい
本日お泊りの70歳ぐらいの女性一人のお客様。
この方はお馴染みのお客様で、ご主人と何度もお泊りいただいているが、たまたま今日は、ご主人の都合がつかず、お一人でのお泊りとなった。 その女性がお一人で、某旅館にお泊りになった時の話。 その方の息子さんが、良かれと思って予約をとってくれたのは、とても人気のランプの宿。 その名の通り、部屋にはランプが。 廊下や、お風呂場にももちろんランプ。 3畳の部屋で、テレビは無く、布団は自分で敷くシステム。 食事は広間で、ほかの方と一緒に食べる。 う~ん。これはきつい。 私だったら、お金をを支払ってもキャンセルしただろう。 狭いことや、布団を自分で敷くことに関しては、ありゃりゃと思いながらもクリアーできるだろうが、ランプの薄暗さは我慢できない。 考えても見て。 たった一人で、ランプの灯りの中、テレビも無く、本も読めず、かといって、夜、眠れなくなる恐怖を思えば、そんなに早く布団に入るわけにも行かず、ただじっと部屋の中にいる私。 気分を変えて、お風呂に行けば、再びランプの灯りが。 大きなお風呂の隅の方までは届かない灯り。 先客がいることも知らず入り、出会った時の驚きは推して知るべし。 その行き帰りの廊下にはしつこい様だが、またもやランプ。 長い廊下のところどころだけがぼ~っと明るく、それ以外は薄暗い。 知らず知らずに小走りになってしまう私。 やっとのことでたどり着いたランプの置かれた広間には、すでに、何組かのお客様が、グループ同士、楽しそうに食事をしている。 そんな中で、たった一人でとる食事の侘しいこと。 ああ、だめだ。私には耐えられない。 その女性も泣きたくなったが、息子の好意を思えば帰るわけにもゆかず、我慢我慢で過ごしたとのこと。 そんな旅館が一概に嫌いだというつもりは無いが、少なくとも女性の一人旅には適さないと思う。 まして怖がりの私は、たぶん拷問に等しい時を過ごすことになるだろう。
by iwasomami
| 2007-01-11 00:05
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