2006年 09月 16日
女将考
旅館の女将というと、皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか。
まず最初に頭に浮かぶのは、着物を着て、お客様の前に立つ姿かもしれない。 もちろん、それも仕事の一環だが、そんな華やかな部分ばかりではない。 勿論、旅館の規模によって、女将の仕事は大きく変わってくる。 小さな旅館の女将さんは、朝食作りから、布団敷き、お掃除、経理、という風に、何から何までこなさなければならない。 中規模になると、ある程度仕事が分業化してくるので、そこまではしないが、それでも着物を着て、楚々とばかりはしていられない。 それが大旅館となると・・・よく解らない。 常々、私は、女将の役目とは、刺身でいえば薬味のような物だと思っている。 薬味が無くても食べられるが、あれば尚一層おいしく戴ける。 そして、カツオにはニンニク、又は生姜、マグロにはワサビ、という様に、相手によって薬味を代えなければならない。 それが上手くいった時に、お客様の満足度が増す。 女将不要論を唱える方もいらっしゃるが、小、中規模旅館に於いては、それは当てはまらないと思う。 ともあれ、旅館に嫁いだ以上、新鮮で、上質な薬味を目指したい。
by iwasomami
| 2006-09-16 00:12
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