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お気にめすまま

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春爛漫

娘から珍しくお花見のお誘いを受けた。

どうやら車を運転中、とても綺麗な桜が見えたらしい。

桜の名所に出かけるのも良いが、地元の人にしか知られていないそんな桜を見るのも良いかと、二つ返事で承諾した。

何気なくいつものサンダルを履こうとする私に、

「山登りとはいかないまでも、結構高いところに見えたから、サンダルはねえ。」

そう言う娘は、長靴兼ブーツといういでたち。

そんな娘のアドバイスをさらりと受け流し、そのまま出かける。

「多分この辺だと思うんだけど。」

娘のあやふやなナビのお陰で、多少の回り道はしたものの、割合早く到着。

付いたところはなんと高校のグラウンド。

確かに高台にあったが、山は何処?登山って?
サンダルで充分じゃない?

気を取り直し、娘は早速携帯を手に春爛漫の桜を激写。

そんな娘を尻目に、私は車に常備置いてある花ばさみを持ち、近くの薮の中に入り、花摘みに専念する。

山吹、木イチゴの花、キフジ、アオイ、等大量の収穫に我を忘れた。
その時、娘が情けない声をあげた。

「どうした?」

「せっかく桜の写真をいっぱい撮ろうと思ったのに、電池が...。」

なんだ、そんなこと。命に別状がなければ良いじゃない、とばかりに、再び花摘みに没頭する。

桜は綺麗でした。
満開のソメイヨシノと、一輪ほど咲き始めた山桜。

しかし、なにより嬉しかったのは、やはり野の花の収穫、かな?

早速ロビーに飾りました。

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# by iwasomami | 2008-04-11 23:31

たまにはコマーシャルです

春と言えば、初鰹。

お客様もそれを待っていたかのように、ここのところ刺身は鰹で、というご要望が多い。

鰹はタタキにして、一切れ一切れに切り込みを入れ、その間にニンニクのスライスを挟んで食べる、と言うのが西日本での鰹の食べ方だと聞くが、ここいわきでは、厚めに切った鰹をそのままニンニク醤油で食べる。
飲み込む時、文字通りのどが鳴る。

それというのも、この辺の鰹は生臭さが少なく、食べやすいというのが原因らしい。

昔、鰹の大好きな年輩の女性がいた。
鰹の刺身を食べる時には嬉しさの余り、「うふふ、うふふ」と笑いながら食べていたものだった。

その人が、ある日鰹のアラをたべているところを見てしまった。
頭としっぽと、それをつなぐ骨だけの、まるでマンガのようなアラ。両手で頭としっぽを持ち、醤油もつけず、骨の中落ちのところにかぶりついていた。

そして、「えへへ、うまい。」と笑っていた。

まるで化け猫を彷彿とさせるその姿に、思わずゾーっとした。

そこまではいかなくとも、皮ごと生で食べる人はある。
それほど生臭くないということか。

地元に鰹が大好きな男性がいる。
もともとは高知の出身。
鰹好きが高じて、日本で一番おいしい鰹を求めあちこち食べ歩いた結果、とうとういわきに住み着いてしまった、という。

それを聞いて以来、自信を持ってお勧めしている。

鰹はいわきだと。


新鮮な鰹を食べて、のどを鳴らしてみたい方は、是非当館「岩惣」においで下さい。
残念ながら、骨は削除してありますが。
# by iwasomami | 2008-04-11 00:33 | 食べ物

錯覚

事務所に入ったとたん、私の声が聞こえてきた。

あら、ビデオを見てるのね。
どうやら予約の電話を受けている時の画像らしい。

だいぶ古いビデオだわ。
今から20年以上も前に、そんな様子を映されたことがある。

ところが不思議な事に、TVの画面には何も映されて居らず、とっさに訳がわからなくなった。

声の主は娘だった。
彼女がTELで応対をしていた。

声が似ている、笑い声までそっくり、とはよく言われていたが、自分で間違えるほどとは思わなかった。

普通、歳とるに連れて、声が低く、話し方もゆっくりとしてくるという。

少なくとも、電話口における私の声年齢は、実際よりもだいぶ若いということか。

それとも、娘の声が年齢よりも落ち着いている、ということか。
# by iwasomami | 2008-04-09 23:25 | Family

限界

本日三度の食事以外に食べた物。

朝食後にモカ大福。

昼食後にロールケーキとモカ大福。

胃薬。

再び胃薬。

夕食後にお遊びで作ってみた、ミルク餡の無国籍風少々。

娘が私に倣いこしらえたクッキー少々。

そして胃薬。

もうダメ。甘い物はもう見たくもない・・・・・今は。
# by iwasomami | 2008-04-08 23:05 | 食べ物

ムズムズ

こう温かくなってくると、とてもじっとはしておれず、毎日さあ今日は何をしようかと考える。

野菜が値上がりしていると聞けば、それでは簡単そうなマメでも育てましょうかと、僅か5株ばかりのスナップエンドウを植えてみる。

一株100円で買った苗だもの、少なくともそれ以上の収穫は期待したいものだ。
せっかちな私は、日に何度となくその育ち具合をチェックし、心はもはやザルを片手にそれを収穫するというシュミレーションまでしている。

植物というものは、愛情を持てばそれだけその想いに答えてくれるというが、こんなせっかちな私に、これほどの過剰な期待を寄せられた植物は、他の家の物よりも早く育つのではないかと、密かに期待している。

「全く、しょうがないなあ、こんなに期待されちゃって。鬱陶しいからここは1つ頑張って、早めに育ってやろうか。」
素直な苗だったら、きっとそう思うだろう。

しかし、これがちょっとひねくれ苗だと、やっかいな事になる。

「何を言っているんだ。眺めているだけでちっとも手をかけてくれないじゃないか。ここは意地でも実なんか結ばせないぞ。それが長い目で見て彼女の為なんだ。全くこんな所にやって来たしまって、オレ(勝手に男にした)もついてないなあ。」
なんて意固地な苗に変身してしまうかもしれない。

そんな一人芝居じみたことを思いながら、次は何を植えようかと考えている。

さあ、今年の夏は忙しくなるぞ。
# by iwasomami | 2008-04-06 23:17 | こんな私