お気にめすまま

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2008年 02月 25日 ( 1 )

さ、さ、酸素が

往々にして、人手薄の時に限って、何かと用事が重なるものだ。

ネット時代になってきたとは言え、旅館業にとって、やはりTELは命である。

そんなTELが、たまたま一人しか居ない時にかかってくる。

ある日、従業員さんが、全員お客様のお見送りに出かけてしまい、フロントには私一人。

そこに降りていらっしゃったお客様。

売店でお買い物をしそうな素振り。
私も売店にて応対をしていると、TELのベルが鳴った。

まだ決めかねているお客様に、
「申し訳ありません、ちょっと失礼致します。」
と声をかけ、走って電話に急ぐ。

こんな時に限ってご予約のお電話。
しかも長引きそうな気配に、さてどうしようかと、一瞬躊躇した。
幸い、「○月○日泊まれますか。」との内容だったので、
「○月○日ですか。少々お待ち下さい。」と言い、保留ボタンを押すと、一目散に外に走り、応援を頼む。

さて、これで安心してTEL応対が出来るわ。

しかし、あまりにも急いで走ってきた為に、私の呼吸は荒くなっていた。

電話口でハアハアするのもどうかと思い、呼吸の乱れを悟られまいと、出来るだけ静かに話をしていた。

しかし、話を続けていくに従い、あまりの苦しさに、すーっと気が遠くなってしまうような気がした。

「岩惣の女将さん、電話の途中で倒れたそうよ。」
なんて事になったら大変とばかり、慌てて受話器に手を当て、思いっきり深呼吸をした。

そのたった一度の深呼吸が功を奏し、以後はスムーズに会話をする事が出来たが、近頃の運動不足を身に染みて反省した。
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by iwasomami | 2008-02-25 23:57 | 旅館の話