お気にめすまま

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2006年 10月 10日 ( 1 )

思いがけない一致

時にお客様は、思いがけないいたずらをする事がある。

これは、あまりにもあまりな話なので、ブログに書こうか書くまいか、二日ほど悩んでいたが、思い切って書いてみる事にした。

尾籠な話なので、飛ばして下さっても結構です。

事の発端は、フロントの女の子の
「女将さん、○○号室のお風呂が・・・」
との連絡から始まった。

駆けつけてみると、確かに匂う。
排水口に間違いない。
覗いてみると、あった、結構な量のウンチが。
因みに、この部屋は、お風呂はとトイレは別の所になったいる。

話を聞いたときから、もう覚悟は出来ていた私は、すぐにゴム手袋をし、ビニール袋に掬っては入れ、掬っては入れ、あとは水で一気に流すよう指示し、作業を終了した。

以前書いた駅のトイレもそうだが、人の集まる所では、必ずこの手の苦労はついて回る。
そんな時は
「今はこんな姿だけれど、本を正せば食べ物なんだ。」
と思いこむよう努力し、一気に作業に取りかかるようにしている。

その後、石けんとタワシで何度も手を洗ったが、匂うはずがないのに、私の手が、鼻が、目が、記憶している。
その時、唐突に、「冬のソナタ」のワンシーンが頭をよぎった。
倒れてきた木材からチュンサンを救って怪我をしたユジンが、病院でサンヒョクに言った言葉。
「チュンサンを忘れようとしても、私の、心が、目が覚えているの、サンヒョク、私どうしたらいいの。」

涙ながらに見たシーンだったのに、こんな時に思い出すなんて、私、どうしたらいいの。
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by iwasomami | 2006-10-10 23:07 | 旅館の話