お気にめすまま

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2006年 06月 29日 ( 1 )

素直なままでいたい

ある食べ物を見ると、瞬時に幼かった頃にワープする時がある。
私の場合ナスの漬け物がそれ。切ったものではなく丸いままでなければならない。
慎重に中身を指で掘る作業が難しい。漬け具合によっては、簡単に皮と身がはがれるのもあるが、皮に穴が開いてしまうことも度々あった。            苦労の末出来上がったナス袋に、水を入れて飲む。たったそれだけの事だったが、達成感があり、嬉しかった。おまけに、きれいなナス紺に染まった指まで楽しめた。
そして最後まで、水は水の味、ナスはナスの味で、両者は決して交わることはなかった。

同じような物に、ほおずきがある。         一女性の思い出としては、ナス袋よりはほおずきの方が何となくロマンチックに思えるのだが、生まれてこの方、ほおずきの穴空け作業に成功したことがないので、何の感慨もない。
私自身そんなに不器用な方ではないのだが、たぶん、せっかちな性格が災いしてのことだろうと思う。

今、丸いナス漬けを前に、掘ってみたい衝動と、大人の分別が葛藤している。
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by iwasomami | 2006-06-29 20:15 | 食べ物