お気にめすまま

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正装

今年も筍収穫の季節がやって来た。

早速裏山へ行き、竹取の媼と化す。

よれよれのズボンを履き、長靴、軍手、そして首には岩惣のタオルを巻き付けるのが、私の筍取り時の正装である。

残念な事に、四月中旬からの長雨と気温の低下により、思ったほどの収穫はなかった。

初回は7本のみ。

しかし、たったそれだけを手に、おめおめと戻って来る私ではない。

せっかくだからと、立ち枯れになっている竹の伐採作業にかかる。

ノコギリで気長にギコギコと幹を切る。
そしてそれを積み重ね、歩きやすい状態にもっていく。

幹は簡単に片付けられるが、問題は枝の部分である。
始末の悪い事に、竹という物はなかなかにバネが強い植物である。

その為、下手にそれを引っ張ると、バシッと跳ね返ってくる。
顔に当たろうものなら、それこそ誰かに八つ当たりしたくなるほど痛い。

過去何度かそんな目にあってきたが、今回の跳ね返りは酷かった。
唇に当たり、あろうことか口の中を切り、血が出てしまった。

とんでもない事をしてしまった。
傷だらけの顔でお客様の前に出なければならないのか。
傷心のまま下山し、鏡を見てみると、驚いた事に全く外傷は見られない。

この様な状態を、文字通り「面の皮が厚い」と言うのだろう。

今回の教訓を活かし、次回からは覆面を正装に加えたい。
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by iwasomami | 2008-04-23 23:23