お気にめすまま

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念願叶って

「無花果」とは実によく考えられた名前だと思う。
その字を見ただけで、その植物の侮れ無さが感じられる。

「落花生」もまた然り。
落花生とは読んで字の如く、花が落ちて生まれる、即ち地面の中に出来るのだろう、と言う事はうすうす気づいていた。

残念な事に、ここいわき市では落花生を栽培している人はほとんどいない。
もちろん種や苗など求めようもないが、一度で良いから落花生を育ててみたいと思っていた。

ところがこの度念願叶い、種(ピーナッツ)が手に入り、6月頃から育てていた。

夏には黄色の小さな花がびっしり咲き、可愛らしくて玄関前に飾って楽しんでいた。
さて、その花も萎み、いよいよお約束の地面への侵入の時が来た。
あの可憐な花が?と思えるほどの変身を遂げていた。
花の元の軸がどんどん伸びてきて、やがてそれは針のように先端が尖り、地面の中に突入していった。

不幸な事に、地面に到達出来なかった軸以外は、何本も何本も地面に刺さっていった。

そして先日収穫の時が来た。

恐る恐る引き抜いてみた。
おおー、落花生だ!
それも鈴なりに。
あっちもこっちも豊作だあ。
たった一粒のピーナッツが50個位に増えた。
それが10株。

早速切り離し、茹でピーナッツとして頂く事にした。
大事に育てた落花生だもの大事にしなくちゃ。
どんなに小さなものも残らず茹でた。

従業員さんとみんなで食べよう。
ワクワクするわ。

茹で終わり、ざるにあける。

??何かおかしい。
あれほどころころしていた落花生が、ざるに移された途端、急激に萎み始めたではないか。

アレも、コレも、アッチもコッチも。
辛うじて萎まなかったものも、割ってみたらカラッポだったりして、結局皿によそったのは。ほんの20個余り。

そんな侘びさの中、みんなで1個ずつ味見をした。
「うん、ピーナッツだな。」

悔しくて、小さなピーナツは殻ごと食べてみた。
味は・・・食糧危機になったら食べるかも知れない。

「女将さん、来年は・・・」

いえ、来年はもう育てません。
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by iwasomami | 2007-11-19 00:03