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お気にめすまま

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三つ子の魂100まで

私が初めて読んだ本は、確か「秘密の花園」だったと思う。

読書好きな父が、何かの折に買ってきてくれたもので、すっかり虜になってしまった。
夜中に聞こえてくる泣きき声から、その家の秘密を突きとめたり、花園を探し出す部分など、ワクワクしながら読んだものだった。

その後も、私に同じDNAを感じ嬉しくなったのか、父のプレゼントはいつも本だった。

その中に「家なき娘」がある。
「家なき子」と比べ、知名度は少ないが、私にとっては大のお気にいりとなった。

両親を亡くした13才の娘が、大金持ちの祖父に認めてもらい、やがて一緒に暮らすというストーリーであるが、そこに至るまでの苦労話が好きだった。

空き家を見つけ、たった一人でそこで暮らす。
足りない物は自分でなんでも作ってしまい、それを苦労だとは感じさせない、そんな姿に憧れた。

その後も、女の子にありがちなシンデレラストーリー的な物語には目もくれず、15少年漂流記、ロビンソン、家族ロビンソンなど、ひたすら冒険物を追い求めていたような気がする。

その共通するものは、何もないところから、創意工夫して生活し、やがて幸せになる、というところか。

そんな子供の頃の影響からか、今でもちょっと何かが不足している、そんな緊張感が好きである。
by iwasomami | 2007-10-17 23:45