お気にめすまま

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中庸

マッサージを受けながら眠ってしまうことほど幸せなことはない。

かつて何度かマサージにかかったことがあるが、それは常に頭痛を治す、言わば治療の一環としてのものだった。

そして、それは主に、近所の治療院であったり、旅館の一室であったり、結局最後には起きあがって家に帰るか、部屋の鍵をかけなければならない状況がついてまわった。

せめてマッサージを受けているその数十分だけで眠れれば幸せなのだが、マッサージ師が必ずしも思った通りの所をもんでくれるとは限らず、

「もう少し右お願いします。」
「ちょっと力を抜いて下さい。」

などと指示をしなければならない。
どう説明しても解ってもらえないときには、相手の手をつかみ、
「ここです。」
と、患部に導くこともある。

五月蠅いお客だと思われようが、私にとっては、頭痛が直るかどうかの大事な時間、眠ってなんかいられない。

というわけで、一度で良いから、マッサージを受けながら眠ってみたい、と言うのが長年の夢だった。

ところが今日、そんな私の夢が思いがけず叶えられた。

連日の忙しさで、朝から疲労感に襲われていた。
特に足裏が痛く、塗り薬を塗ってはいたが思うような効き目はあらわれていなかった。
そんな私を見て、娘が足裏マッサージをしてくれるという。

マサージが始まるや否や、しびれるような心地よさが。

「うー、気持ちいい。」

と思った瞬間、もう寝てしまった。

それはそれでとても幸せだったが、あまりもすぐに寝てしまった為、マサージの心地よさを味わう暇の無かったことがちょっぴり残念に思う、我が儘な私である。
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by iwasomami | 2007-08-08 23:51