2007年 07月 19日
初体験
献血はある意味、国民の義務ではないかと思ってはいたが、この歳になるまで一度も体験したことがなかった。
そんな折り、スーパーの一郭で献血が行われると聞き、さっそく出かけてみた。 まるで「初めてのお使い」に出かける子供さながらに、わくわく、そして不安な気持ちだった。 駐車場の真ん中で献血車が私を待っていた。 係りの方に導かれるまま、所定の用紙に記入し、いよいよ車の中へ足を踏み入れる。 入り口にはお医者さんと見られるお年寄りが。 先ほど記入したことを再び尋ねてきた。 全ての人に、再度同じ事を繰り返し尋ねなければならないそのお年寄りに、とても同情し、そんな彼の負担を少しでも軽減してあげようと、 「最近旅行・・」 「去年韓国へ行きました。」 「輸血したこ・・」 「ありません。」 「今、妊娠・・」 「してません。」 などと。先走って答えていたが、いや、この答え方はあまりに失礼だろうと思い直し、途中からは、最後まで大人しく聞き、そして初々しく答えていった。 次に看護婦さんの前に腰掛ける。 血液検査の結果、ずっと信じていた血液型に間違いないとのお墨付きを得た。 そしていよいよ、その時が来た。 400CCの血液を採られるんだわ。 400CCの血液を新たに作るには、どれだけの量の食べ物を食べなくちゃならないんだろう。 やっぱり、体重が400g減るのだろうか。 なんてとりとめもない事を考えていた。 「残念でしたね。」 「えっ?」 「ヘモグロビンが少ないので今日は採血出来ません。疲れているか、寝不足の時もそういう結果が現れることがあるんですよ。」 昨日はしっかり寝たので、寝不足ではないし、体調も良好だと思っていた。 あまり爽やかなので、朝から「ビリーズブートキャンプ」をこなしたほど・・・・あっ、それか! 知らないうちに疲労していたらしい。 こうして、初めての献血は不合格に終わった。
by iwasomami
| 2007-07-19 23:51
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