お気にめすまま

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ゼリー

ゼリー菓子が苦手である。
砂糖をまぶした色鮮やかな堅めのものが特にダメ。

コーヒーゼリーなどは大好物の部類に入るのに、その親戚筋にあたるそんなゼリーが食べられない。

何となく口寂しくなった昨晩、頂戴したばかりの包みを開けてみる。
有名デパートの包装紙にくるまれていたそれは、きっと私の期待を裏切らないはず。

包装紙を開くと、丁寧にも菓子箱が別の厚紙に帯状にくるまれている。
なんという期待を持たせる演出だろう。
ときめく胸。
はやる心を抑えつつその厚紙を取り去る。
そこから現れたのは、高級な対のコーヒーカップでも入っていそうな白くコーティングされた箱。

金色で書かれた文字が一層高級感を与える。
やはり金色のシールを爪で破る。
いよいよその時が来た。

おもむろに蓋を開ける。
ここでまさかのフェイントをかけられた。
箱の中に、半透明の薄紙が。
中が見えない。
菓子折に、こうもじらされるとは思ってもいなかった。

薄紙を通して、何やらカラフルな色が見える。
ちょっと嫌な予感がした。
おそるおそるその薄紙を剥ぐ。

ああ、やっぱり。
昔から悪い予感はよく当たる。
ゼリーじゃないか。

この時、胃に与えられたショックは相当なものがある。
てっきりクッキーなどの類だろうと期待していた胃。
それが見事に裏切られ、やり場のない失望感にうちひしがれた胃。

その胃をなだめつつ、もしかしたら好みが変わっているかも知れないと、思い切って一つを手に取り、端の方を2ミリほど噛んでみる。
果汁はたっぷり入ってはいるようだが、ゼリーはゼリーだった。

こんなに綺麗で美味しそうな物が嫌いな自分が、ちょっぴり不幸だと感じた夜。
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by iwasomami | 2007-02-03 01:36 | 食べ物