お気にめすまま

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酔ってみたい

商売柄、酔っぱらっている人と接する機会が多い。

かく言う私の父も、生前はお酒が大好きだった。
それも父の場合、酔うと気むずかしくなるタイプだったので、そんな時は、一目散に部屋に逃げてしまうのが常だった。

その後遺症か、若い頃は酔っている人が恐ろしくて、側に寄ることが出来なかった。

そんな私が旅館業、人生って解らないものだ。

この年になるまで、アルコールの味が解らない。
美味しそうに飲んでいる人を横目に、飲みたくもないウーロン茶などを飲んでごまかしている。
これってとても不幸なことだと思う。
人生の快楽の一つを楽しむことが出来ないのだから。

こんな事ではいけないと、かつて二度ほど深酒に挑戦してみたことがある。
一度はウイスキーをグラスで1杯。
二度目はワインをミニサイズの半分ほど。
結果、どちらも最悪な朝を迎えるはめになった。

私が期待していたのは、飲み過ぎた翌日、
「ねえ、私昨日何かしなかった?どうやって家に帰ったのか解らないの。」というシュチュエーション。

ところが現実は、飲んでいる時はひたすら息苦しく、翌日は、頭痛と吐き気に苛まれるという、良いとこなしの長い一日が待っているだけだった。

もう同じ過ちは起こすまいと思ってはいるが、どんな風に美味しいのか、酔うとどう気持ちが良くなるのか、経験してみたい気持ちはまだある。

快楽だけを味わえる、そんなお酒はないものだろうか。
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by iwasomami | 2007-01-18 23:54 | 食べ物