お気にめすまま

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似て非なるもの

いわきの冬の味覚と言えば、知る人ぞ知る鮟鱇鍋だろう。
よく、西の河豚、東の鮟鱇といわれるが、私は断然鮟鱇が好きだ。

鮟肝をたっぷり溶かした味噌仕立ての鍋は、こくがありまさに鍋物の王様だと思っている。

ところが今年は鮟鱇の値が非常に高く、お客様にはお出し出来ても、家庭ではなかなか口に入らない。

そんな折りもおり、棚の片隅からフォアグラの缶詰が出てきた。
説明書きを読んでみると、ペースト状になっており、食べ方としては、パンに塗るか、クラッカーに塗って食べると美味しいらしい。

しかし、どちらの食べ方も、何となく好みに合わないような気がし、思い切って、和風料理にアレンジしてみることにした。
鮟肝もフォアグラも、同じ肝だろうとの安易な思いつきに外ならなかった。

鮟鱇鍋と同じ要領で、作ってみた。
そして味見を。
うん、おいしい。あっでも待てよ、何か臭い。
スープがノドを通り過ぎた時に、ふっと動物臭さが鼻につく。
この臭さを消すには、味噌だろうと、味噌を足してみる。
すると、少し、しょっぱい。牛乳を入れてみる。
だめだ、これでも臭みがとれない。
しからば、具で勝負だ。
大根と葱を多めに入れてみる。
すこしはましになってきたが、まだ臭う。
味は良いのに、臭いが取れない。
だったら、醤油か。
しょっぱくなった。牛乳を足す。
何がなんだか解らなくなってきた。

まあいいや、今日はこのフォアグラ鍋で勘弁してもらおう。

主人には何の鍋か言わないで食べてもらった。
「うまい。鮟鱇鍋みたい。」
良かった。

私はといえば、味見をしすぎて、まるでつわり状態だったので、ほとんどパス。

ブログを書いている今も、思い出すと気持ちが悪い。

やはり、食べ慣れた味が良い。
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by iwasomami | 2006-11-06 23:36 | 食べ物