お気にめすまま

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迷子

それほどの田舎だとは思ってもいなかった。

20年振り位で。カエルを見た。
それも台所で。
1週間ほど前から、鳴き声がするとは聞いていたが、まさかとの思いが強く、何かの勘違いか、はたまた、懲りもせず、主人が電池で鳴く偽ガエルでも買ってきたかと、半信半疑だった。

しかし、いた。確かにこの目で見た。

何故、カエルが?
どうしてここに?
どうしてこんな季節に?
何を食べていたのか?
家族はいるのか?
どこから来たのか?

考えれば考えるほど疑問だらけなカエル。
雨蛙だというが、私が子供の頃に見たそれは、総じてきれいなグリーンだった。
ところが、このカエルときたら、グレーに、ほんの少しのグリーンと、大量のホワイトを混ぜた感じの色だった。

思うに、長いこと、家の中で過ごし、日光に当たらなかったせいで、色白になってしまったのではないだろうか。

カエルはカエルで、ここ数日というものは、???の連続だったろう。

ここは何処なんだ。
何故自分はこんな所にいるのだろう。
親、兄弟は何処に行ってしまったのだろう。

そしてやがて静かに悟ったに違いない。
何はともあれ、命あっての物種。これからは、頼るものもない。自立して、立派な町ガエルになるんだ。

たぶんそう思ったであろう矢先に、捕らわれてしまった。

捕まえてはみたものの、飼うこともできず、近くに田んぼがある訳でもなかったので、裏山にそっと離してやった。

立派な山ガエルになるんだよ。
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by iwasomami | 2006-11-04 23:32 | 動物系