お気にめすまま

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捨てられなかった物

トースターが壊れた。壊れたとは言っても、実は5-6年ぐらい前から、あちこち不具合はあった。
まず、タイマーの赤いリボンが見えなくなった。
でも、窓から焼け具合を見ていれば用は足せるので、その場を動けない、という不便さはあっても何とかなっていた。
このトースターは嫁入り道具の中で、最後まで残っていた電気製品だった。
暮れが近づくと、隅から隅まできれいに掃除をし、何とはなしに昔の思い出に耽るのが通例だった。

ところが、去年あたりから、天井の反射板が壊れたのか、焼け跡が、幅2㎝ぐらいの線だけになった。
少しでも焼ける部分を多くしようと、食パンは対角線に置き、ある程度焼けたら、対角線を反対に、早い話、×の字に焼いて使っていた。
それでも、何となく捨てられず、捨て時を模索していたが、最近、偶然にもトースターが手に入った。
さすがにここが潮時と、思い切って交換した。
すごい、見張ってなくてもちゃんと時間が来れば自然にトーストが出来る、しかも×じゃなく均等に焦げ目が付く。
ちょっと感動です。
不便を経験した者だけが味わえる醍醐味です。
長い間苦楽を共にしたトースターは、明日捨てます。
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by iwasomami | 2006-07-15 23:51 | こんな私